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薬学教育センターが進める学習サポートの手法

①低学年教育

 特に1年次の教育では、高校学校時代までに培った基礎力をさらに伸ばしながら、また基礎力に不安を持つ学生の学習サポートに力を入れ、入学後、高校と大学の学びのギャップに悩む学生を出さないよう心掛けています。さらに進級に躓く、いわゆる留年生を出さないために各科目を担当する大学教員の連携に努め、個々の学生に合った学習法を薬学教育センター教員が学生との面談を通して探り、指導・支援しています。

②共用試験合格に向けた学習支援

 薬学部に入学された学生さん達は6年制の薬学教育課程において、5年次に実施される臨床実務実習(病院と薬局でそれぞ れ 11 週間ずつ)に出発する前に、「知識および問題解決能力を評価する客観試験(CBT, Computer-based Testing)」と「技能・態度を評価する客観的臨床能力試験 (OSCE,Objective Structured Clinical Examination)」からなる共用試験に合格しなくてはなりません。臨床実務実習にあたり、薬剤師免許まだ持たない学生(実習生)が臨床現場において学習を行うためには、基本的な知識・技能・態度をしっかりと身につけている必要があります。そのために薬学共用試験が行われます。従って、共用試験受験前に4年生までの学習をすべて修得しておく必要がありますので、3、4年次の中学年時期では薬学における基礎及び専門知識を十分に定着させておく必要があります。共用試験に向けてこの時期にどのように学習を進めるべきかで不安や悩みをもつ学生さんも少なくありませんが、薬学教育センターではセンター教員が個々の学生さんの不安や悩みを良く聞き、個々の学生に合った学習プランを立てながら、共用試験合格へと導いています。

③学生一人一人に合わせた学習計画の立案と学力向上の確認

 本学薬学部のカリキュラムは、低学年における基礎薬学をはじめ、医療・衛生薬学と段階的、体系的に学び、さらに化学反応から生体内での薬物の働きまで、実験や演習を重ねながら専門性を高め、薬学に重要となる知識、技能、態度を効率的に修得できるよう構築されています。従って、薬学6年制カリキュラムにおける各科目の基礎固めから応用にいたるまでやるべきことは多岐にわたります。すべてを確実にこなし、薬剤師国家試験合格につながる学力をつけるためには、適切な学習計画が欠かせません。薬学教育センターでは、一人一人の学生にじっくり向き合い、確実に実力をつけ、成績UPに繋げられるよう、目標を明確にし、いつまでにどのくらいの学力レベルに到達するのか、またそのためにやるべき学習内容を洗い出し、学習スケジュールを詳細に立てながら、さらにその進行状況を学生と共に確認しながら、学習、演習を繰り返し成績向上に繋がるきめ細やかな指導体制で徹底サポートを行っています。またこれらの内容は、「見える化」のためにカルテにまとめ、学生と一緒に管理することで確実な学力UPに繋げています。

④学習の進度に合わせた学習到達度チェックと実力試し

 薬剤師国家試験合格へつながる学力の向上のため、個々の学生と共に目標を明確にし、学習スケジュールを詳細に立てながら、その進度に沿って、演習を繰り返しながら、時にその実力チェック、テストを行い、その結果を確認しながら、時に学習スケジュールの見直しや軌道修正を行う学習支援を行っています。